循環器内科

循環器内科

循環器内科では、高血圧、動脈硬化、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)、心不全、不整脈などの疾患を診療いたします。

高血圧や動脈硬化など、気づかないうちに進行する疾患が多い循環器疾患。当院では、早期発見・早期治療を重視し、循環器専門医・総合内科専門医の院長による丁寧な診療を行っています。

少しでも不安や違和感がある方は、目黒区の西村内科循環器内科クリニックへお気軽にご相談ください。

循環器内科とは

循環器とは、血液を全身に循環させるための器官、つまり「心臓」と「血管」を指します。心臓がポンプとして血液を送り出し「心臓 → 動脈 → 全身の臓器 → 静脈 → 心臓」という流れで血液が循環していることから、これらの器官を総称して「循環器」と呼びます。

循環器内科では、高血圧、動脈硬化、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)、心不全、不整脈などの疾患を診療いたします。

西村内科循環器内科クリニック診察イメージ

循環器疾患は、徐々に症状が進行することが多く、不調は「年のせい」や「疲れのせい」など当たり前のものと受け止め、受診が遅れるケースも見受けられます。しかし、循環器疾患の多くは「動脈硬化」が原因であり、これは予防が可能な疾患です。

動脈硬化の背景には、高血圧や高血糖、脂質異常症といった生活習慣病があり、早期の対策が大切です。自覚症状がなくても「今は困っていないから大丈夫」と過信せず、ぜひ定期的な検査をおすすめいたします。

高血圧の危険性について

高血圧とは、血圧が慢性的に正常値を超えて高くなっている状態です。高血圧の厄介な点は、自覚症状がほとんどないまま進行することにあります。気づかないうちに血管に負担をかけ続けることで、血管は徐々に狭く、もろくなり、心不全・心筋梗塞・脳卒中・腎臓病・認知症 など深刻な合併症を引き起こす可能性があります。

40歳を過ぎたら、自覚症状がなくても定期的な健診を受けることが大切です。当院では、待合室に血圧計を設置し、ご来院の際には毎回の血圧測定を推奨しています。また、70歳以上の方には認知症の問診も行い、早期発見に努めています。

動脈硬化のリスクと対策

高血圧を放置することで進行するのが「動脈硬化」です。動脈硬化とは、血管が硬く・狭くなる状態で、血流の悪化や血管破裂を引き起こす原因となります。この「動脈硬化」は、高血圧を放置していけない大きな理由の1つ理由です。

図:動脈硬化の発生と進行イメージ図

動脈硬化の発生と進行イメージ図

動脈硬化が全身の血管で進行すると、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの深刻な病気のリスクが高まります。動脈硬化を予防するには、血圧をはじめとする生活習慣病の管理が重要です。高血圧の予防・早期治療が、健康を守る第一歩となります。

症状と早期発見のポイント

基本的には少しでも違和感があれば受診していただきたいです。次のような症状や、健診での異常がある場合は、循環器内科へのご相談をおすすめします。

次のような症状はご相談ください

  • 動悸、胸の圧迫感・痛み
  • めまい、ふらつき
  • 倦怠感、息切れ
  • 不整脈を感じる
  • 足のむくみ など…

健康診断等での指摘も、お早めにご相談ください

  • 高血圧・血圧高い
  • 高コレステロール血症・コレステロール値が高い
  • 高血糖・血糖値が高い
  • 心電図の異常 など…

代表的な疾患の特徴

  • 心不全:歩行時の息切れ、疲れやすさ、横になると息苦しいといった症状が出やすいです。
  • 狭心症:胸部の圧迫感や痛みが特徴で、進行すると心筋梗塞へ移行する可能性があります。
  • 不整脈:脈が飛ぶ、速い、不規則といった症状は心房細動などのサインで、脳卒中や心不全の原因になることもあります。

症状がある場合は、すでに疾患が進行している可能性もありますので、早めの受診が大切です。

当院の検査・診療体制

当院では、豊富な検査機器を活用し、さまざまな循環器疾患の早期発見・早期治療に尽力しています。

主な検査内容

  • 心臓超音波(心エコー)検査:心臓の弁や心筋の動き、収縮力などを確認します。
  • 運動負荷試験:トレッドミル上を歩行・走行しながら心電図を記録し、不整脈や狭心症の兆候を調べます。
  • ホルター心電図:24時間携帯型の心電計で脈拍の変化を記録し、不整脈を評価します。
  • その他:頸動脈エコーや血管年齢を測定する検査、生活習慣病の血液検査なども実施しています。

エコー検査は心臓以外、腹部臓器、乳腺、甲状腺、前立腺、血管(動脈・静脈)の評価を行います。また、血管年齢を測定する検査、動脈硬化判定も対応しております。

目黒区の西村内科循環器内科クリニックでは、循環器専門医・総合内科専門医である院長が診察を担当しております。少しでも不安や違和感を感じる方は、どうぞお気軽にご相談ください。